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心の傷の癒し方『自分で心を手当する方法』ガイ・ウィンチ

 

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法

 

この本の初めに、こんなふうに書かれています。

「風邪を引いたとき、何をしますか?」「転んで膝をすりむいたら?」

子どもでもすぐに答えられますね。

 

では、こんな質問をしたらどうでしょう。

「誰かに無視されて心がグサッと傷ついたとき、どうする?」「大きな失敗をして落ち込んだら?」

大人でも、うまく答えられないのではないでしょうか。

 

心の痛みをどうやってケアすればいいか、その方法はあまり知られていません。

 

 この本を読むまでは、心の痛みについて、人はなんとなくその対処法を自分で見つけながら生きていると思っていました。それしか方法がないとも思っていました。

 

心の痛みの感じ方は人それぞれでしょう。同じショックを受けても痛みを感じる人と感じない人が存在するでしょうし、痛みを感じる人の中でもその大きさ、回復するまでの時間は異なると思います。

 

この本は次の7章から構成されています。

  1. 自分を受け入れてもらえなかったとき ―失恋 いじめ 拒絶体験
  2. 誰ともつながっていないと感じるとき ―孤独
  3. 大切なものを失ったとき ―喪失 トラウマ
  4. 自分が許せなくなったとき ―罪悪感
  5. 悩みが頭から離れないとき ―とらわれ 抑うつ的反芻
  6. 何もうまくいかないとき ―失敗 挫折
  7. 自分が嫌いになってしまったとき ―自身のなさ 自己肯定感の低下

誰もが少なからず経験する「とき」でしょう。それぞれの章に合った具体例が挙げられているので、非常に分かりやすく読み進めやすいです。

 

心がしんどすぎる

 

私は人生に対して喜怒哀楽をあまり感じないタイプでした。鬱になったり自殺したりするというニュースを見ても、そこまで追い込まれるという感覚が分かりませんでした。

しかし、突然にその時はやって来ました。

 

もう・・・・いやだ・・・

 

どんな気持ちか分かりました。しかし、どうやったら自分をこの状況から救えるのかは分かりませんでした。考えないようにするとか、前向きになるとか、当たり前のことは分かっていましたが、その状況の中で実行することは到底無理でした。分かっていてもできない。どうすればいい?

 

私の場合は、幸いなんとか前に進むことができました。でもしんどかったです。

この本をもっと早く知っていればどんなに役に立っただろう、と思います。人に話を聞いてもらうよりも、冷静に、優しく、心を手当てする方法を教えてくれます。手当の中には書き出すワークもあります。書くことは、気持ちを落ち着かせたり、自分の本音に気づいたりという効果があります。

 

悩み事があるときは頭と心がいっぱいになっています。ぐるぐると考えが巡っているだけでループから出られないということも・・・。そのようなときはぜひ文字にしてみてください。そうすると、心や頭の中に空間が生まれるような感じがします。抱えていたものを、自分の体内から外へ移動させるような感覚です。

 

心の傷の対処法を学んでおいて損はないと思います。人生なにが起こるか予想できません(これホント)。出口のない迷路に迷い込んだときに自分で自分を救ってあげられるよう、常備薬として置いておくことをオススメします。

 

 

ちなみに、著者のTED動画は、2017年7月現在65万回以上再生されています。